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 購入体験記
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マンション購入体験記
>>その6

いよいよ購入へ

>>ある晩、いつものようにインターネットで物件を調べていると、「これは!」と思える物件が目に飛び込んできました。築5年。都心にも近く、スーパーも近くにあり、大通りからも遠く、しかも高層階。そしてお値段は…、ほぼ目標通りの2890万円でした。
 早速ネットで資料請求したのが2002年7月24日(水)。翌日には営業のYさんから電話があり、会社帰りに営業所に寄ってみました。そしてそこでさらに2件の候補物件を紹介してもらい、週末の土曜日に3物件を実際に見に行くことになったのです。

>>当日は夏の陽射しが降り注ぐ良く晴れた日でした。
 まずは最初の物件へ。公団の分譲マンションで、広さはなんと75m2の3LDK。南向きで視界を遮る物もなく、すばらしい陽当たりと風通しでした。しかも敷地が広いため緑も多く、行った時には蝉が大合唱をしていました。私はずっと子供の頃からこういう団地に住んできたため、この雰囲気はとても心が和むのです。

 しかし、最大のネックは1979年の建築で、1981年の建築基準法改正以前だということでした。ずいぶん迷った結果、この物件は諦めることにしました。


 というわけで、この物件はパスし、次の物件へ。ページトップへ

>>こちらは2DKで最上階の12階にあり、価格は2300万円。しかし、大通りに面していたため、行って即座に却下しました。ちなみにこの物件は約10年前の新築時には8000万円以上したのだそうです。

>>そして、いよいよ私が目をつけていた物件へ。こちらはまだ先住者が住んでおり、今日も若夫婦の奥さんが一緒に立ち会ってくれました。到着すると、まずは一通り目を通し、いつもの「チェックリスト」を手に、デジカメで写真を撮りながら念入りに調査を開始。築5年ですが、かなりきれいで、新築とさほど変わらないという感じでした。5年前の新築時の価格は4000万円。

 当然、何故こんないい物件を手放すのかが気になったので尋ねてみたところ、都内の高級住宅地に一戸建てを建てているということでした。聞くと、夫婦は二人とも超一流会社に勤め、乗っている車もヨーロッパ車。ローンも既に完済というお金持ちなのでした。このマンションでは子供を作ると狭いので、最初から長く住むつもりはなかったのだそうです。零細企業で独り身の私とはえらい違いです(とほほ)。
 ちなみにご夫婦は二人とも良い方で、その後引き渡しまでとても良く対応してくれ、さらにその後もメールで情報をやりとりするなど、大変良い関係を続けることが出来ました。

>>さて、物件の方なのですが、私が求める基本的な条件は全てクリアしているのですが、最大のネックは東向きということでした。私は、今まであちこちに住んできたのですが、全て南向きだったため、東向きというのがどんなものか全くわからなかったのです。

 下見を終えると、一度不動産会社の営業所に戻り、Yさんと相談を始めました。もし購入するのであれば、すぐにインターネットに出している広告を取り下げなければいけないというのです。さらに、既に何組かの下見希望が来ているので、明日までに購入するかどうかを決めてもらいたいということでした。

 こんな大きな買い物を一晩で決めなければいけないというのはあまりにも早急に思えました。その夜は浅草の友人宅に行って隅田川花火大会見物をしたため、その場でちょっと友達にも話をしてみたのですが、基本的には一人で決めなければいけません。
 マンションの購入は、ある意味結婚にも似たところがあるかもしれません。一生ものの大きな決定であること。そして、もしかしたら次にもっといい物件が現れるかもしれないという、決意の難しさです。ページトップへ

>>翌日、もう一度今度は最寄りの駅から自分の足でマンションまで歩き、さらに近所を調査してみました。しかしまだ決められません。Yさんと待ち合わせて午後に営業所に戻り、Yさんの前で1時間近くうなり、一人で外の街を彷徨い、また営業所でうなりました。価格については、引き渡しが売り主の希望で年末になるということで、90万円値引きしてもらい、丁度2800万円になっていました。
 そして夜も近づいた頃に渾身の力を振り絞る思いで
「か、買います…」
 と宣言したのでした。頭の中が白くなり、言った後に全身の力が抜けるような思いでした。

 もしかしたらもっといい物件があるかもしれない。この物件には大きな欠陥が潜んでいるかもしれない。しかし、これだけの良い条件の物件を前にしてここで決められなければ、これから先もずっと決められない…。そう思っての決断でした。

>>購入を決めると、すぐにやらなければいけないのが「ローンの事前審査」です。マンションを買うためにはローンを借りなければいけません。そしてローンを借りるためには「審査」が必要なのです。「本審査」は正式契約の後になるため、ここで「仮審査」をして、借りられる見込みをたてておくのです。

 このとき「職歴書」「信用情報の利用、及び登録同意書」「ローン事前審査相談票」「源泉徴収票」を提出し、勤務先、勤続年数、年収、既存借入金、健康状態、家族構成などを記入します。
 ここで気をつけなければいけないのが「勤務年数」と「健康状態」でした。基本的に勤務期間は3年以上はあった方が良いということです。つまり転職してすぐだと、ローンを借りる際に不利になる可能性があるということです。さらに健康状態に問題があると、住宅ローンを借りる際に入らなければいけない「団体信用保険」という生命保険に入れないため、購入自体を断念せざるを得なくなります。家は健康な間に買わなければいけません。

 これらの書類はその夜にファックスで不動産業者へ送信。なんとか「事前審査」に通ったため、3日後の7月31日には売買契約とあいなりました。
 さらに
・8月12日 ローン借入銀行に口座開設
・8月19日 銀行ローン本申し込み
 と、銀行ローンの申し込みをすすめました。ここで始めて「ローンの本審査」が始まります。つまり本当にローンを借りられるかどうかが決まるのは契約より後になるのです。そこで、売買契約書には、いわゆる「ローン条項」というものが設定されており、契約後にローン審査が通らなかった場合には、契約を解除することが出来るようになっています。
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