竹富島三日目(2)(種取祭、夕日、たるりや) | メインに戻る | 竹富島四日目(種取祭、竹の子、ビーチ、ゆんたく)

2006年10月28日 土曜日

竹富島三日目(3)(種取祭の世乞い)

 そして夜はいよいよ待ちに待ったお祭の夜のイベント「世乞い(ゆーくい)」です。
 世乞いとは、島民が集落の家々を訪問して感謝のお祈りをし、歌を歌い、お酒と食べ物を振舞われるというものです。このイベントは舞台芸能が終わった直後の6時半頃から始まり、終了はなんと3時半頃。そして参加していた島民たちは、家に一度帰ってシャワーだけ浴び、5時からは二日目の祭に突入するという、すごい強行軍なのです。

----------------------------------------------

 本来は島民のための儀式なのですが、我々一般人も参加してよいということで、私もちょっと興奮しながら参加してみました。

 世乞いは東、西、仲筋という三つの集落ごとに行われます。
 行列の先頭には「神司(かみつかさ)」の女性が歩き、その後を集落の人々、そして我々一般人が並び、島の唄を歌いながら真っ暗な砂の道をゆっくりと歩きます。
 唄は竹富の言葉で出来ているうえに、歌いまわしが難しいため、一緒に歌うのは非常に難しかったです。しかし時折一緒に歌えた時は、島の人達との一体感や高揚感を味わうことが出来、とても嬉しく感じました。

 受け入れる民家の前に着くと、その民家の人達が玄関の前で「おいでおいで」をするような踊りをし、こちらもそれに応える踊りをし、さらに唄も踊りも盛り上がります。
 民家の庭に入ると、みんなで輪になって唄を歌い、踊り、胴上げをし、そして家の中に入ってゆきます。

 竹富島の民家は窓を開け放すと、ほとんど柱だけになってしまうような(超)開放的な構造になっています。そこに島の人達と一部の一般人が上がり、あぶれた一般人たちは庭に敷いたゴザの上に座らせてもらうのです。

 ちなみに、この時点でかなり多く(50人くらい)の一般人がいたのですが、最後の石垣島に戻る連絡船が10時過ぎに竹富島を出向するため、島に宿泊していない人達はそれで帰ることになります。
 一軒目ではあまりに一般人が多かったため、庭のゴザにも私は座ることが出来ず、お振る舞いを頂くことが出来ませんでした。

 これは最終船が出て人が減るまではダメだと思い、一度宿に戻ってシャワーを浴びて寝る準備をし、再び10時前に参列。
 この時、集落内のどこで世乞いの行列がいるのかを探すのがちょっと大変だったのですが、時折かすかに聞こえてくる歌や太鼓の音をたよりに歩いていったら見事に探し当てることが出来ました。

 そして、今回は見事に民家に上がりこむことが出来ました。
 まずは神棚に向かって二拝二礼(?)をし、ちょっと長い唄をみんなで歌います。そしていよいよお振る舞いです。

 ここでまず出てくるのが「ピンダコ」。にんにくの漬物(酢、醤油など)と蛸を小皿に盛ったものです。にんにくは「必ず芽が出る」、蛸は「末広がり」「(福を)吸盤でくっつける」という意味で、両方とも縁起物なのだそうです。
 そして、このピンダコが非常に美味しかったに驚きました。にんにくの香りとシャッキリとした歯ごたえ、旨みが酢や醤油につけることによって引き立てられており、その刺激的なにんにくを優しく蛸が受け止めてくれていました。これは自宅に戻っても作ってみたいものです。
 
 しかし世乞いでは10件以上の民家をまわるため、一軒で5粒のにんにくを食べたとしたらその合計はなんと50個! 鼻血が出そうですし、翌日はほとんど人間がにんにく漬け状態になっていることでしょう。まあみんな同じだからいいか。

 世乞いは前にも書いたように延々と続くのですが、私は11時半頃に宿に戻り、しばらく庭のテーブルでみんなとおしゃべりをした後、12時過ぎに寝ました。
 同室のDちゃんは最後まで付き合ったそうです。たいしたものです。

竹富島三日目(2)(種取祭、夕日、たるりや) | メインに戻る | 竹富島四日目(種取祭、竹の子、ビーチ、ゆんたく)

にほんブログ村 料理ブログ 晩ご飯へ レストラン・料理ランキング

[番外 > 旅行 ]: 2006年10月28日 22:17:メインに戻る pagetop

コメント

モカちゃんの同室のDちゃんには驚きました。最後まで続くパワーと好奇心!!!
感服!!!
そして、何よりすぐ友達になってしまった距離のなさが特筆すべき、すばらしい人でしたね。

投稿者 みっちゃん : 2006年11月02日 00:29

はーい噂のDで~す。
ゆーくいはしんどかったけど
楽しかったし、いい想い出になったよね。
既に来年も行く気まんまんっす(苦笑)

ちなみに拝んでいたのは神棚じゃなくて仏壇。
あんなに派手なのに仏壇・・・。
仏壇の概念が思いっきり崩れたよ~
で、二礼二拍だそうです。

投稿者 でみりん@やっと東京 : 2006年11月02日 03:02

モカさまへ

にんにくと蛸ですか
お酒とかはそのときには出てこないのですかね
一年一回の地元のお祭り島民あげてのパワーですね

投稿者 ワッシー : 2006年11月02日 04:29

>みっちゃん
 わーい、書き込み有り難うございます。
 ほんとにDちゃんには感謝しています。すごい人ですよねー。
 みっちゃんこそ、すぐ友達になれてしまう人柄はとても素敵だと思いました。

>でみりん@やっと東京さま
 わっ! こんにちは。
 今回もお世話になりました
 あれは仏壇なのですね。「観音様に…」と言っていたので、変だなーとは思っていました。
 指摘有り難うございます。

>ワッシーさま
 ニンニクとタコをつまみにしてお酒を頂けます。
 この「ピンダコ」がほんとに美味しかった〜。
 でも日常的に食べるにはちょっと、ですね(^.^;)

投稿者 モカ : 2006年11月02日 17:48

動画見ました。
胴上げしてたり。
踊りもあったり。
詠ってる人たちの表情もいいですねぇ。
特におじぃさんとか。w
しかし何よりもスタッフロールが衝撃的でした。w

投稿者 こへ色 : 2006年11月06日 17:00

>こへ色さま
 動画ご覧頂き有り難うございます。
 そうなんです、いいお祭りでした。
 歌もいいでしょー。
 これで未明まで飲んでるんです。

投稿者 モカ : 2006年11月06日 23:31

メインに戻る pagetop

竹富島三日目(2)(種取祭、夕日、たるりや) | メインに戻る | 竹富島四日目(種取祭、竹の子、ビーチ、ゆんたく)

コメントしてください




保存しますか?

(書式を変更するような一部のHTMLタグを使うことができます。
<a>タグ、httpという文字は使えません)

pagetop