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2007年03月08日 木曜日
ツレがうつになりまして。(細川 貂々)
マンガ家の妻と、うつ病になった夫の生活をつづったマンガです。
とにかく面白く、読みやすく、心温まり、そして「うつ病」を知る上で大変勉強になった一冊でした。
日本人のうつ病の「生涯有病率」(一生のうちに一度は病気にかかる人の割合)は15人に1人。まさにそこいらじゅうに「うつ病」経験者がいると言っても過言ではありません。
作者の夫も、うつ病になるまではバリバリのサラリーマンで、まさか自分がうつ病になるとは思ってもみなかったということでした。
うつ病は本人も周りの人も非常に辛い病気だと思います。しかし、このマンガを読んでいると、思わず二人の姿に笑ってしまうところがいたるところにありました。
突然丸坊主になったり、水草を育ててみたいと言い出したり、台風が来ると寝込んだり、二人で願を掛けて恵方巻きを食べたり…。
元気に働くサラリーマンを見て「社会から必要とされていない」自分に落ち込み、泣きながら自分の布団(「カメ布団」)にもぐり込んでしまう夫。それを見て「私が必要としてるよ」と言ってあげる妻。
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うつ病の説明をした本はたくさんありますが、ここまでうつ病の”ありのままの姿”を分かりやすく描いたものは少ないのではないかと思います。
これも、作者の優しいまなざしと洞察力、そして夫に対する暖かい心のなせる技なのでしょう。
マンガの中で、夫の奇っ怪な行動を見て
「うつ病って宇宙人の風邪みたい」
というセリフがあります。
こういったユーモアセンスが彼の病気の回復の助けになったのかもしれません。
しかし、一方では電車にふと飛び込もうとしてしまったり、風呂場で自殺未遂をしたりと、うつ病の持つ本当の恐さも書かれていました。
そんな中でも徐々に症状は軽くなり、1年半後には日常生活に困らないまでに回復するのでした。
闘病中は「夜は必ず明ける」という言葉も信じることが出来なかったと言います。
しかしうつ病から回復した今、自分の弱さも含めた『ありのままの自分』を受け入れられるようになった夫を見て、
「あれは人生の中で避けては通れなかったこと」
と思えるようになったと作者は書いています。
うつ病になったらマンガさえも読めなくなるかもしれません。しかしこのマンガは、うつ病を取り巻く全ての人、そしてうつ病にはなっていなくても、ちょっと心に疲れを感じている人にはとってもオススメのマンガだと思いました。
[番外
> 読書
]: 2007年03月08日 22:26:
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コメント
モカさん、おはようございます!
「ツレがうつになりまして」は、私も以前、本屋さんで立ち読みしました。日本人にうつ病が多いのは「先々の事を考え過ぎる」傾向が強いためではないかと思います。もちろん、「明日は明日の風が吹く、なんとかなるさ。」では安定した生活設計はできませんから、多少は考える必要はあるのでしょうが、それが度を越すと悪い方、悪い方に考えるようになり、その結果、うつになるのは当たり前なんですよね。結局、取り越し苦労が多すぎるんです。
投稿者 the-hair-of-the-dog : 2007年03月09日 09:53
>the-hair-of-the-dogさま
こんにちは。
そうですねー、取り越し苦労はよくないですよね。
起きてもいないことを心配するのは本来あまり意味がないことなのでしょう。
でも心配になってしまう時もあります(^.^;)
気楽に生きたいですね。
投稿者 モカ : 2007年03月09日 12:58
モカ様
最近、快調に飛ばしているようで、何よりです。
僕の好きな言葉です。
少し長いですが、書きます。
画家の中川一政の言葉です。
仕事に夢中の時は世間のことも、金のないことも忘れる自信がある。
恐ろしいものが無くなる。
仕事をしないで怠けてくるといろいろな邪念が出る。
むやみと反省ばかりして、自分の生き方が下手なのだろうか、
才能が無いのだろうか、やたらと他人の仕事がよく見えてくる。
何もかもが駄目になり自信を失い、どうせやっても仕方が無いという気になる。
居直ってしまった時、初めて個性のあるものが出来る。
世間から見捨てられたと思った時、そんな時に逆にいい仕事が出来ている。
良くても悪くても前へ進むより道は無い。
反省は間違うと臆病になり、足踏み状態にさせる。思い切ってやること。
いい言葉です。
でも、まだこの境地に達していません。^^
いつもシンギング、もとい、呻吟しています。
もう少しで達しそうな予感はしていますが。
投稿者 ぬのへほろをん 改め 修行僧 : 2007年03月09日 16:55
>ぬのへほろをん 改め 修行僧さま
こんばんは。
修行僧さんですね。了解しました(^_^)
とても心に染みる文章を載せていただき有り難うございました。
周りに惑わされい、じぶんらしさを発揮できるようになりたいものですね。
私にとっても大きな課題です。
ありのままの自分を好きになるところから始めたいものです(^_^)
投稿者 モカ : 2007年03月10日 00:58
モカちゃん
ありがとう。そして、
the-hair-of-the-dogさん、修行僧さま、
ありがとうございます。
最近、本を読んでいる時間がなくて、
(ネット、やっている場合じゃないかな、笑)
モカちゃんが、読んだ本の解説の
スキマに教えられたり、
感動したりしています。
本当に、ありがとう。
>「あれは人生の中で避けては通れなかったこと」
そう、そういうことって、真実な気がするんだ。
結局、自分の選択や自分のまわりに起こったことが、自分なんだ、
と、思うのです。
>自分の弱さも含めた『ありのままの自分』を受け入れられるように
そう、そうなりたいし、そうしたら、
また、人生は違う輝きを見せる
ように思います。
the-hair-of-the-dogさんの話も参考になりますね。
また、修行僧さん
中川さんの言葉、ありがとうございました。
私もコピーさせて、私のPCに貼り付けさせて頂きます。
この場をお借りしまして、これからもよろしくお願い致します。
投稿者 スキマ@みっちゃん : 2007年03月11日 10:14
>スキマ@みっちゃんさま
こんにちは。
私のつたない書評がお役に立っているようで嬉しいです。
いろんなことが今までにありましたが、それらはどれも自分にとって必要だったことなんだ、と思えるようになるといいですよね。
人生に失敗はない、全ては経験というようなことも言いますし。
投稿者 モカ : 2007年03月11日 17:42
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