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2007年04月15日 日曜日

安心して絶望できる人生(向谷地 生良、浦河べてるの家)

 「統合失調症」「人格障害」などの精神科医療で”旋風”を巻き起こしている、浦河べてるの家(北海道)について書かれた本です。
 読んでいて、ちょっとした感動の連続でした。

 現代の精神科医療は、とかく医師による薬剤療法中心で、当事者の声が聞かれることはほとんどありません。
 しかし、ここではそれが全く異なるのです。

 べてるの家で流れている基本的な思想は

1)障害な症状なども含めた「あるがままの自分」の受容
2)自分の症状に自分自身が目を向け「研究」し、広く社会に「公開」する

 ということだと思います。

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  1)では、例え統合失調症で毎日幻聴が現れても、その幻聴に名前を付け、それを自分の一部として受け入れてしまうのです。
 「今日も順調に発病」「予定通り調子悪し」
 こんな感じです。
 そして、そのあるがままの自分の受容によって辛さや苦しみからの開放が始まるのでした。

 最近私も耳の症状で、将来に対する不安など精神的に苦しい状況になることが多々あります。
 しかし、変えられないことをあれこれと悩んで苦しむことは、本来無意味なのです。
 べてるの家での受容の精神はとても私を勇気づけてくれました。

 2)もすごいです。
 精神障害の人達が、自分の症状や、その経過などを実に詳細に観察し、専門家では出来ないような解釈をし、自分から治療方法を編み出してしまったりしています。
 べてるの家では、これを「当事者研究」と言っているのですが、これは当事者や精神科医療に携わる人だけでなく、広く一般の人でも共感できることが少なくないのではないかと思うことも多々ありました。

 そして何より、私はこの本を読んでいて、とっても気持ちが楽になりました。
 「こうあらねばならない」という規制が強い私にとって、彼ら彼女らの生き方は、まさに破壊的なほど私の価値観を揺るがしています。
 
「川の流れに身をまかせるようにいつも自然体でいられたら…」

 そんなことを思いながらもなかなか出来ない私にとって、ちょっとしたバイブル的な本になりそうです。

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[番外 > 読書 ]: 2007年04月15日 10:58:メインに戻る pagetop

コメント

確かに人間生活していく中で、絶望感や不安間はぬぐえないものですよね。

それに加え、現在モカさんは突然の難聴に悩まされているから、大変だと思います。
でもモカさんのブログで元気になる人とか、共感する人がいるのも事実ですし(まさに私! 笑)今後も、体と相談しながらブログ更新楽しみにしてます(^▽^)

投稿者 ミミリ : 2007年04月15日 17:15

>ミミリさま
 こんばんは。
 温かい励ましのメッセージ有り難うございますヽ(^。^)ノ
 こんなブログですが、共感してくださったり、元気になってくれたしたら、もう、私は嬉しくて何も申すことはございません。
 またこれからも「へっぽこブログ」をよろしくお願いいたします。

投稿者 モカ : 2007年04月15日 21:19

もかちゃん
ご無沙汰して申し訳ありません。
異動のため、ちょっと、PCに手が着かない状況です。
でも、いろいろな本を見つけますね。
感心。感心。
この本も読んでみたいな。
ありがとう。   み。

投稿者 ごぶさた@みっちゃん : 2007年04月15日 22:28

>ごぶさた@みっちゃんさま
 ご無沙汰しています〜ヽ(^。^)ノ
 忙しい中コメント有り難うございます。
 早く異動先で落ち着くといいですね。

 なかなか感慨深い本でした。
 よろしかったら是非。

投稿者 モカ : 2007年04月16日 12:20

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