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2010年03月11日 木曜日
焼き鳥屋常連のSさんのお通夜。人のつながりの温かさを感じた夜でした


このブログにもよく登場していた、焼き鳥屋の常連のSさんが亡くなりました。
いつも夫婦で焼き鳥屋の同じ席に座り、奥さんのTちゃんは酒豪で陽気で朗らかにしゃべり、その向かいでSさんはいつもにこやかに物静かに座っていました。
確かに日本人男性の平均寿命を少し上回る大往生だったと言えるとは思います。
しかし…、あの優しそうな笑顔でお酒を美味しそうに飲んでいたSさんが亡くなったなんて。
今日は会社を2時間ほど早退し、喪服に着替えて焼き鳥屋に向かいました。
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6時に焼き鳥屋に行くと、店内は常連で一杯。
みんなSさんを見送るために、あちこちからこの時間に集まってきたのです。
すごいと思いました。
家族でも何でもないのに、こんなに真剣にみんなが集まるなんて。
でも私も、Sさんのことを心から思い、そして残された奥さんのTちゃんのことを心配し、何を差し置いてもここに駆けつけようと思っていました。
お通夜は近所の斎場で開かれました。
私は家族や親戚がいないためか、こういった冠婚葬祭にはほとんど縁が今までありませんでした。
流れに身を任せるように焼香を済ませ、長テーブルの宴会場のような所でビールやお寿司を頂きました。
でもやはり、一番会いたいのは、残されたTちゃんであり、今は棺の中におさまってしまったSさんです。
やがてお通夜が一段落して親戚一同が宴会場に入り、Tちゃんが私の前に座る形になりました。
一番今日会って気持ちを伝えたい人と一緒に座れて嬉しかったです。
ずっと、ずっと、一緒に暮らしてきた大切な人がいなくなった喪失感は、あまりにも大きいと思います。
私でさえ、Sさんの遺影を見ているだけで、あの優しい笑顔が目の前によみがえり、涙があふれてきました。
でも、ほんとに焼き鳥屋の常連のみんなはTちゃんのことを待っています。
一人になっちゃったけど、みんなは家族のようにTちゃんを迎え入れたいと思っているのです。
斎場から出ると、みんなで焼き鳥屋に戻りました。
お葬式やお通夜というのは、往路と復路では違う道を歩くのですね。
知りませんでした。
焼き鳥屋では、旧知のメンバーで大いに盛り上がりました。
しばらく会っていなかった人ともたくさん話せました。
これもSさんのおかげです。
他人なのに、なんでこんなにみんな優しいのでしょう。
他人なのに、なんでこんなに心を開けるのでしょう。
自分が死んじゃったときのこともちょっと考えました。
こんな風にみんなが集まって、モカのことをちょっとだけ話題にして、あとは飲んで、騒いで、歌って、幸せにしてくれたら…。
それが何よりかなと思いました。
焼き鳥屋の常連の皆様、ほんとに有り難うございます。
そして、何よりその場所を作ってくれた焼き鳥屋のお父さんとお母さんに心から感謝したいです。
ここでCさんとも出会ったんだしね〜。
[]: 2010年03月11日 22:57:
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コメント
モカさま
親しい人を失う、馴染んだ仲間に会えなくなるのって辛いですね。
お気持ちお察しします。
私は自分の両親、義両親とも兄弟が多かったり、仕事上の付き合いの関係からお葬式に出ることが多いです。
喪服が第2の制服化しつつあります。
通夜振る舞いの席にいくと、故人のお人柄が偲ばれることが多いです。
思い出話で盛り上がって宴会に突入、なんてパターンも多々遭遇しました。
そんなのって、素敵です。
亡きSさんとTさんも大切に思ってくれるお仲間がいて、温かく思いました。
私の時は、読経より音楽葬がいいなぁ・・・・・・・
投稿者 おおぐらい : 2010年03月12日 18:20
>おおぐらいさま
お察しありがとうございます。
おおぐらいさまはお葬式に出ることが多いのですね。
お通夜は故人のことをたくさん偲ぶのが良いかと思いました。
音楽葬いいですねー。
私もみんなでパゴージやってもらうのが一番です。
おおぐらいさまは、もちろんあれね。
投稿者 モカ : 2010年03月13日 11:59
モカさま
「お葬式」という映画を思い出しました。
親しい人を亡くすのは、悲しいことにはちがいありません。
が、その方の死が余りに突然で早すぎたり悲惨だと別ですが
そうでなければ、故人を偲びながら懐かしい顔ぶれが集まり
和気藹々なひと時を分かち合うというのは素敵なことだと思いました。
モカさん、いいお仲間がたくさんいて幸せですね。
また、ある人(むかし宝塚の男役だった何とかターキーさん)は
自分の死期が近いと知った時、親しい友人に招待状を出して
もちろん自分も出席して、楽しい生前お葬式を催したそうです。
その後、都会を離れひっそりと田舎に移り
大好きな馬と暮らして、静かに亡くなったそうです。
投稿者 ここあっこ : 2010年03月14日 06:39
>ここあっこさま
「お葬式」もいい映画でしたね。
伊丹映画は好きなものが多いです。
ラーメンをテーマにした「たんぽぽ」が特に好きです。
グルメのホームレスが厨房に忍び込んで料理を作るシーンがあり、そこで
「フランス料理は焦げとの戦いですから」
といったことを言うシーンが特に印象的でした。
生きているうちに自分のお葬式。
なかなか出来るものではないですよね。
でも、最後に会いたい人に会っておきたい気持ちはとてもわかります。
投稿者 モカ : 2010年03月14日 10:34
生前葬をなさった男装の麗人はターキーこと水の江瀧子さんです。
宝塚ではなく松竹。
凛として、生涯独身を貫いた(恋人が戦死したからと言われていますが)素敵な女性でした。
投稿者 通りすがり : 2010年03月17日 23:03
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