アルコールは「エンプティーカロリー」だから太らない…わけではないみたい

肝臓

「アルコールは『エンプティーカロリー』だから蓄積されず太らない」
「太るのはアルコール飲料に含まれる糖質や、一緒に食べる食事のせい」

などといわれることがあります。
本当でしょうか。
いろいろと調べた結果、どうやら純粋なエチルアルコールでも立派に太る原因になるようです。

ご存じの方も多いと思いますが、飲んだお酒に含まれる「エチルアルコール」は、小腸や胃などからほぼ100%が体内に吸収され、肝臓に入ります。
そこで

エチルアルコール→アセトアルデヒド→酢酸

という順番で分解され、酢酸は血流に乗って体中に飛びだして行きます。

余談:メチルアルコールが危険なのはなぜ?
「エチルアルコール」とほんの少ししか構造が違わない「メチルアルコール」は「目散る」などと例えられるくらい毒性が強い物質です。
これは

メチルアルコール → ホルムアルデヒド → ギ酸

という順番に分解されるからなのです。
「ホルムアルデヒド」を水に溶かすとあの「ホルマリン」になります。
「ギ酸」も劇物。
こんなものが体内で作られたらたまりませんね。


酢酸は分解されてエネルギーに

普通は酢酸は体の各細胞で分解

さて、体内に広がった「酢酸」、これは他の栄養素と同じように立派なエネルギー源になります。
(イラストでは「酢」と書いています)

「酢酸」は「アセチルCoA」を経て全身のどっかの細胞でエネルギー源として使われ「水と二酸化炭素」として排泄されます。

はい、さよならー(^o^)/~~
めでたしめでたし。
うわさ通り蓄積されませんでした。

飲みすぎると

飲みすぎ!

しかし、ここでお酒の量が多くなってくると話が違っています。
まさに私の話です。

余った酢酸は脂肪になってしまいます

脂肪になってもらいます

多すぎる「酢酸」(正確にはアセチルCoA)は「脂肪」分解経路を逆流して、なんと「脂肪」に合成されてしまうというのです。

消費されない過剰のアセチルCoAは、脂肪酸生合成の原料となり、中性脂肪を生成する

(参照元:アセチルCoA – Wikipedia)(別ウインドー)

他からもせっせとアセチルCoAが

TCAサイクル

さらに他の栄養素からもアセチルCoAが作られ、せっせと細胞にやってきます。
これらも使い切れなければ「脂肪」になってしまいます。

食後のお酒がやばい

さらにお酒は「満腹時」に飲んだ方が脂肪になりやすいそうです。

満腹時は空腹時と違って、糖の新生もケトン体合成も行われていないので、より順調に酢酸への代謝が進行します。
酢酸は脂肪酸合成の原料になります。脂肪酸は脂肪になって、肝臓から脂肪組織に運搬されます。
したがって、食後にお酒を飲む習慣がある人は肥満になりやすいことになります

(参照:お酒の健康科学 204ページ)

ガーーン!

まさに食後にハイボールを楽しんでいる私のことではないですか!
あの子たちの多くが私のお腹の脂肪になっているのですね。orz

結論

以上、お酒は焼酎でもウイスキーでも「飲みすぎれば腹も出るし太る」ようです。

そもそも「エンプティーカロリー」というのは「カロリーがない」という意味ではなく、「エネルギーはあるけど栄養価値がない」という意味。

酒類中の栄養素はエネルギーのみが豊富で、その他の栄養素はほとんど問題にならないほど微量であることがわかります。エンプティーカロリーと言われるゆえんです。

(参照元:お酒の健康科学 162ページ)

再びタンスの中で眠っている11号のスカートをはくために、お酒は[____]合に抑えましょう。

空欄を検討中です。

   

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