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カテゴリー「読書」の一覧

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2007年01月15日 月曜日

ウェブ人間論(梅田望夫 /平野啓一郎)


 ウエブ女友達のIさんに薦めてもらった本です。
 これが実に面白く、最近すっかりアホウになってしまった私の頭を「コンコン」とノックしてくれました。
 
 梅田望夫氏は、ベストセラー「ウェブ進化論」の著者。これに対して平野啓一郎氏は芥川賞作家。
 この二人が近年のウェブの世界を鋭く議論します。

 Googleがウェブ世界の姿を変え、ブログやSNSなどのWeb2.0的なサービスが広がる中、人はどのように生き、変わってゆくのか。テクノロジー寄りの考えをする梅田氏と文学的哲学的視点からものを考える平野氏の議論は実に刺激的でした。

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 内容もさることながら、この本は私がしばらく忘れていた「考える楽しみ」を思い出させてくれたと思います。
 インターネットやマルチメディアなどの普及で、我々をとりまく情報量は飛躍的に増大しています。しかしそれに反して、私は以前のように「考える」という時間をすっかり持たなくなってしまっていました。
 以前は、本を1ページ読むとしばらく考え込み、書かれている内容を自分の場合に当てはめ、様々な記憶の引き出しからパーツを取り出してはいろいろなことを考えていました。
 この本はそんな「考える楽しみ」「知的好奇心」を再び呼び覚ましてくれたと思います。

 今年は、片手に本を、片手に麦焼酎を持って、知的ライフを少しでも過ごせればと思いました。
 Iさん、いい本を教えてくれて有り難うございました!
 
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2007年01月17日 水曜日

好かれる方法〜戦略的PRの発想

(「納豆消失」から続く)
 実は今「好かれる方法〜戦略的PRの発想」という本を読んでいるのですが、今回の納豆消失が、まさにこの本に書かれている「PR」の良い実例なのです。

 私はこの本を読むまで、「広告」と「PR」の違いを知りませんでした。
 「PR」とは「Public Relations」の略。つまり公(Public)に対する関係性(Relations)を良くするというのがその本質なのだそうです。うーん、まだわからん。

 「PR」では、「広告」のように直接的に商品やサービスなどを宣伝するのではなく、そのものの存在や素晴らしさを多くの人に知ってもらうために、様々な活動を行います。
 新商品を使ったカフェを作る、新規開店のために住民サービスを行う、学会を設立する、はたまた川の掃除をするなどなど。

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 それらの活動がうまくゆけば、お店の近隣住民にそのお店の存在が知られたり、イメージが向上したりします。またメディアにも取り上げられ、多くの人に知ってもらうことになるのです。

 企業などが直接行う広告と違い、PR活動の結果知れ渡った情報はずっと高い信頼性が得られるのが普通です。

 実は現在広く知られている商品や流行などは、このようなPR活動の結果であることが少なくないそうです。
 自民党の圧勝、キシリトール、そしてあの多摩川の「たまちゃん」まで。

 この本では、このPR活動をするために大切なことが惜しみなく書かれています。
 著者は長年PRのプロとして活躍してきた人だけに、その紹介の仕方も文章の書き方も実に見事。読んでいるうちにどんどん引き込まれてしまいました。

 PRを行うためには、商品やサービスの魅力や本質をとらえ、何をアピールするかを絞り込むことがまず重要です。
 そして内容を分かりやすくし、メディアが記事にしたくなるような”魅力”を持たせ、ストーリーを作り出すなどによってメディアに取り上げてもらい、しかも自分たちがアピールしてもらいたい方向で紹介してもらいやすくするのです。うーん、うまい!
 実は今回の「納豆消失」も、陰ではもしかしたらこうしたPR活動があったのかもしれません。

 本著のタイトルが「好かれる方法」とあるように、PR活動の本質は「Love me(私を好きになって)」、つまりいかに多くの人にその商品やサービスを好きになってもらうかです。
 そしてその前に、まず自分自身がそれを愛することが大切なのではないかと思いました。

 このことはビジネス全般に当てはまるだけでなく、人間関係など、広く人生全般に活かせてゆけることなのではないかと思います。

 この本も友人のIちゃんのお勧めです。
 いい本を今回も有り難うございました。

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2007年01月23日 火曜日

フリーズする脳 思考が止まる、言葉に詰まる

 かなり衝撃的な本でした。

 数年前くらいから、私は自分が「アホウ」になってしまった気がしてなりませんでした。
 人と話しても内容が頭に入らない(その結果覚えていない)、思考がまとまらない、ひどいときには考え事の途中で何を考えていたのかを忘れてしまったこともありました。

 そんな時に出会ったのがこの本です。
 まず冒頭に書いてある文章にがく然としました

「たとえば、一日中パソコンに向かっている仕事。隣の席との間はパーティションで区切られ、耳にはヘッドフォンを当てて音楽を聴いている。コミュニケーションは基本的にメールで行う。思い出す代わりのようにインターネットで検索する。計算などの雑多な思考作業は道具に任せる。そして、仕事を終えて家に帰ってくると、家族と話すこともなく、テレビを見て寝てしまう……。
 こういう環境の中で、脳は、ある種の訓練の機会を劇的に失っている可能性があります。」

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 がーん! まさにこれは私のことではないですか。
 さらに読み進めて行くと、思う当たることが次々に出てきました。

 脳というのは、基本的に怠けたがるものであり、高度な使い方をしていないと、どんどんその能力を失って行ってしまうものなのだそうです。

 インターネットが普及した結果、何か調べものをしようとした場合、以前ならばかなりの工夫と労力が必要だったのですが、今は検索一発で結果が出てしまいます。しかもそれは「お気に入り」に入れておけばいつでも引き出せるため、覚えておく必要はありません。
 手で字を書くこともなくなり、テレビやネットからは完成した情報が溢れるように流れ続けています。

 そんな中、確実に現代人は脳の使い方が以前とは変わってきており、その結果として20〜30代からいわゆる「ぼけ」た状態になってしまっている人が増えているのだそうです。

 長い話が出来ない、理解出来ない、何かを話そうとしても頭の中が真っ白になり「フリーズ」してしまう…。などなど。

 確かに手で字や図形を書く時と、パソコンで入力している時はかなり違った能力を使っているような気がします。
 ネットサーフィンをしている時は高度なことをしているようで、実は受け身の刺激ばかりで、ほとんど何も考えていません。
 また以前のように、記憶の引き出しから取り出した様々な知識を自分で組み立てていろいろなことを考えられるようになりたい。

 幸いにも、この本には「ぼけ」から脱出するための方策もいろいろと書かれていました。
 まず私はその中の一つとして、本を読んだりテレビを見た後、また人と話した後にその内容を出来る限り思い出し、出来たら手でそれを書いてみたいと思っています。

 楽なことばかりしていると頭はどんどん退化してしまいます。
 今それに気がつけたのはきっと幸せなことなのだろうと思いました。

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2007年01月27日 土曜日

ハンバーガーを待つ3分間の値段—ゲームクリエーターの発想術

 「ザ・タワー」「シーマン」などの人気ゲームを開発したゲームクリエーターの本です。
 ちょっと意味ありげなタイトルが示すように、日常の中で見過ごしてしまうような「ほんのささいなこと」に疑問を持ち、そこから人々の要求や物事の原理などを探り出そうという本でした。

 私は”人生をいかに楽しく過ごせるか”は、”子供の時のような好奇心”をいかに持ち続けられるかが一つの大きなポイントだと思っています。
 コカコーラはなんで赤いんだろう、何で人はただの水にお金を払うのだろう、何で行列で待たされるのは辛いのだろう…などなど。
 そんな疑問の中にビジネスの芽がたくさん隠されているのです。

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 行列で待たされてイライラするのは「自分の未来を選択する自由を奪われた」というところに原因があると言います。
 30分待たされて何の連絡も無い時、人はイライラします。しかしその時に携帯で「あと30分遅れる」と連絡があれば、その後の30分間の選択権は自分に移り、イライラすることはありません。
 逆に、そのような自由な選択権こそ人が潜在的に求めてることと言えるのでしょう。

 日常の中にたくさん潜んでいる疑問と、それを考察する楽しさ。そして世の中で多くの人の心を捕らえヒットするものは人のどんな気持ちに訴えかけているのか。
 そんなことをたくさん考えさせてくれる本でした。

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2007年01月30日 火曜日

カレーを作れる子は算数も出来る(木幡寛)

 最近、すっかり”アホウ”になってしまった自分の頭に危機感を感じていたときに出会った本です。
 書いたのは、自由の森学園校長を経て、現在はフリースクールで子供たちに新しい教育を提供している、木幡寛氏。
 「料理と算数の間に一体どんな関係があるのだろう?」
 タイトルを見て一気に興味が沸き上がりました。

 木幡氏によると、カレーライスを作る過程には、注意深い「観察能力」やレシピに沿って料理の流れを実行する「パターン認識」、「量の認識と把握」などなど、算数で大切とされる「物事の”後先を考えて行動できる力”」(論理的思考能力)が凝縮されているのだそうです。

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 氏の教育方針は、記憶するのではなく、何故だろうと疑問を持ち、物事の本質を捕らえ、自分で工夫して問題を解決してゆくというもの。
 先日、NHK「インドの衝撃 わき上がる頭脳パワー」を見てかなり衝撃を受けたのですが、インドの教育方針はまさにこれと同じものでした。
 
 本の中では、様々な角度から算数的な物事の考え方や楽しさを紹介してありました。

・8×4-8という計算で、かけ算を先にする本質的な意味。
・卵の形が楕円なのは何故? 
・「ミカン→◇→ジュース」で、◇に当たる部分が「関数」。では12345678→◇→12232424 の◇は何?
・左下の図で、黄色いドーナッツ部分の面積は?
・右下の図で大根をひもで縛って持ってつり合っている時、右と左では重さは同じ?

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 などなど。
 他にも、1ヤードはイギリスのヘンリー一世の鼻先から親指の長さ、1メートルは地球の円周の4000万分の1などという面白知識もありました。

 ずいぶん長いこと算数や数学というものから遠ざかっていたのですが、本の中に出てきた多くの問題が、忘れてしまっていた瑞々しい知的好奇心を呼び覚まさせてくれ、錆びついて動かなくなった脳みそが少しずつ動き出すような爽快感をおぼえました。

 子供のいる方はもちろん、ちょっと頭に油を注してみようと思っている方にも良い本なのではないかと思いました。

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2007年02月06日 火曜日

ウェブ進化論

 現在、まさに進みつつあるウエブの大変革をわかりやすく的確に示した書籍として、昨年大ヒットした本です。
 著者は、先日読んだ「ウエブ人間論」の梅田望夫氏。
 溢れんばかりの知識と経験、そして鋭い洞察力でぐいぐいと私を引きつけてくれました。

 本著では、グーグル、ロングテール、Web2.0、ブログ、オープンソースといった、現在まさにウエブの世界を席巻しつつある企業やテクノロジーについて、それらが何故すごいのかを解説し、今後10年間で起こる「これまでのアナロジーでは理解出来ないような」ウエブ世界の大きな変化について述べられていました。

 とにかく、読んでいてワクワクドキドキする本でした。

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 Web2.0の世界では、ウエブが巨大なデータベースとして社会的インフラになります。
 そして、ブログ、mixiなどのSNS、Wikiなどを通じてそこに誰もが参加出来、今まで表現手段を持たなかった巨大な数の人々が知の集合体として機能し出すのです。

 巨大な数の知の集合体がネットワークで結ばれることにより、様々な面で社会の構造が変わってきます。
 大企業や強い権力によって集中的に支配されてきた情報は、不特定多数へと拡散し、今まで日の目を見ることの無かった「ロングテール」の人々や商品が表舞台に出てきます。
 また、今まで手元に置いておいた様々な情報はウエブ上に置かれるようになり、そこで共有され、様々な広がりを見せるようになるのです。
 やがて近い将来には、手元のパソコンでやっていたワードやエクセル、地図、スケジュール、メールなどもウエブ上で全て行うようになるかもしれません。
 そして、それらの情報はネットを介して、今まで想像出来なかった広がりと活用がなされるようになるのです。

 そんな世界がこの先10年の間に実現するのです。
 その時世界はどう進化するのか。

 そんな期待と興奮を感じさせてくれる本でした。

 

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2007年02月14日 水曜日

ことばと文化(鈴木孝夫著)

 言語と文化の関係を分かりやすく書いた名著です。
 実はこの本は高校生の時に読み、非常に感動しましたことがあります。
 それからウン十年が経った今、どのような感想を自分が持つのか、とても興味深くページをめくり始めました。

 普段全く意識せずに使っている「言葉」ですが、その裏側には様々な文化的な要因が隠されています。
 例えば、「beautiful」は「美しい」と訳されるため、日本人は外国人が「beautiful」と言っている時、日本での「美しい」という概念で「beautiful」を解釈します。
 しかし実は文化が違えば、両者の意味する範囲というのはかなり異なったものなのです。

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 また、「物が先にあって、そこに名前が付くのではなく、名前を付けることによって物ができ上がる」という考え方も(少々哲学的ですが)とても興味深かったです。
 時計、カメラ、鼻、電話、海、雲…、なんでも名前があてがわれることによって初めて存在するのであり、もし言葉がなければ渾沌とした世界があるだけなのです。
 これは、物ではなく概念的なものならなおのことでしょう。
 そして、ここでも名前がつけられる基準、範囲などは文化によってかなり異なってくるのです。

 唇とripは日本と西洋ではその範囲はだいぶ違います。机、座卓、table、deskのそれぞれは、日本や西洋の文化様式をそのまま反映し、その意味する範囲も異なります。カレーと言っても、インド人と日本人ではその内容はだいぶ違っているかもしれません。
 言葉というのは文化を映し出す鏡のようなものと言えるのです。

 また、後半では人を指し示す言葉について詳細な考察が行われており、これも非常に面白かったです。
 我々日本人が自分や相手を示す時に使う人称名詞は、西洋などの外国とかなり異なっています。
 一人称は英語ではIですが、日本語では”相手によって”僕、私、お父さん、お母さん、おばさん、先生など実に様々に変化します。
 また二人称も、あなたという言葉が使われるのはきわめてまれで、お父さん、先生、お姉さんなど、相手の立場を示す言葉が使われるのです。

 そこでは

1)現在の日本語には、目上の人に対する二人称は存在しない
2)「貴様」という言葉がかつては相手に対する敬意を持ったものだったが、時間が経つにつれて見下す言葉になったように、全ての人称代名詞はだんだんと格を落としてゆく。これは日本においては本来人称代名詞を使うのはタブーであることが原因になっている
3)日本人が自分や相手を呼ぶ時、それは常にその場にいる(いないこともある)最年少者から見た立場の呼び名を使う。例えば自分の娘と孫がその場にいるとき、娘のことを「ママ」と呼んだり、孫のことを「わたし」と呼ぶ。

 と言ったとても興味深い現象が見られると書かれてありました。

 個人的には、英語で会話をする時、年下でも先生でも皆一様に「you」と呼べることにちょっとした解放感を感じます。

 普段気にすることはありませんが、こういったことに興味を持ち、わくわくするのはとても気持ちの良いことだと思いました。
 知的好奇心をくすぐってくれる一冊でした。

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2007年02月25日 日曜日

Web2.0でビジネスが変わる(神田敏晶)

 現在ウエブ界で起こりつつある様々な変化がビジネスにどう影響を与えるか…。それを分かりやすく解説してくれている本でした。
 
 一人が一日に見る広告はなんと3万回になるのだそうです。しかしそのほとんど(というかほぼ全て)が記憶にとどまることはありません。
 企業が作り出す”一方的”で”ターゲットが絞られていない”広告がなんと無駄に使われていることでしょう。
 HDDレコーダーが普及し、テレビコマーシャルをスキップしてしまう視聴者も今後ますます増えることが考えられます。何百万円もかけた新聞や雑誌テレビなどの広告の効果がだんだんと減少しつつあるのです。

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 その一方で位置づけが高まってきているのが、検索とリンクした広告や、ブログなどの消費者が作り出すメディア(CGM)による情報です。
 その情報を必要としている人は必ずいます。情報や製品を必要としている人に、いかに最新の技術を使ってその情報を届けるか。それが今後のビジネスを成功させるために必須事項なのです。

 私はこの本を読んでいて、技術を使った無駄のない”マッチング”ということが今後の一つの大きなキーワードになると感じました。
 例えば郵便書き留めですが、日中不在がちの人の家には何度も配達員が来たり、何時に来るとも知れない配達員を待って何時間も自宅で待機しなければいけません。
 大病院での診察は3時間待って診察はたったの3分です。
 このような中にも技術を使って無駄をなくす可能性がたくさんひめられているのでしょう。

 著者はWeb2.0時代のサービスのキーワードとして

1)いつでもどこでも使える
2)「共有」から価値が見つかる
3)企業からユーザー主体へ
4)趣味は実益を兼ねる
5)マスとニッチの関係が変わる

 の5つをあげ、その内容について本書の中で詳しく解説していました。
 どれもとても大切なことだと納得させられました。

 先日の「ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる」も良かったのですが、こちらはもう少しビジネス寄りに立った本だと思いました。

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2007年03月01日 木曜日

「乗り物酔い」撃退ブック—遠足も旅行もドライブも楽しくなる! (坂田英治)

本タイトル: 「乗り物酔い」撃退ブック―遠足も旅行もドライブも楽しくなる!

コメント:
 めまい関連の本を探していて偶然見つけた本です。

 私は酒の酔いは大好きなのですが、乗り物酔いにはめっぽう弱く、子供の頃からヘソに梅干しを絆創膏で張り付けてバス遠足に行ったりしていました。
 今でも少々荒い運転の車に乗ったりすると、ものの数分で顔色真っ青の脂汗になり、車を止めてもらうことになってしまいます。

 こんな人は、たいてい「乗り物酔いは治せないもの」と諦めているのではないでしょうか。
 しかし実は乗り物酔いは

1)薬や訓練によって克服することが出来る
2)大人になっても乗り物酔いをする人は他の病気が隠れている可能性がある

 のだそうです。
 この本は、乗り物酔いについて体系的に詳しくその原因から治療方法まで書かれた恐らく数少ない本だろうと思います。
 
 酒は強いけど乗り物にゃー弱い、そんな方も一読されると良いかもしれません。

評価: stars

評価者: mocamoca

評価日付: 2007-03-01

画像(URL):

著者: 坂田 英治, 坂田 英明

出版年月日: 2004-09

出版社: マキノ出版

ASIN: 4837611923

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2007年03月06日 火曜日

まずは小さな世界で1番になる(江村林香著)

 短大卒ながら、独自のアイディアとバイタリティーで中小企業の幹部に昇格し、さらに「エアトランセ」という航空会社の社長としてバリバリにビジネスで活躍している女性による「ビジネス哲学」の本です。

 短大在学中は、家庭教師のアルバイトをしようとしても「短大生」というだけで求人はほとんどなかったという著者。そんな中でも自分に出来る切り口を探し
「偏差値40以下の生徒さん”のみ”に教えます」
 という触れ込みで、なんと月に60万円もの売り上げを出してしまったのだそうです。

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 本のタイトル通り、大企業で埋もれるのではなく、小さい組織でトップになり続けることによって自分の持てる能力をフルに使い切り、今のポジションを築いてきた彼女の”あふれ出んばかり”のビジネス哲学の詰まった本でした。

 こういう、成功した人の「ハウツー本」のようなものはたぶん世の中にはたくさんあると思います。
 読んでいて「なるほど」と思うことがほんとにたくさん書かれています。
 しかし、実際問題として、机上の理論を実践することは大変です。

 こういう本は、書かれていることをそのまま実践するのではなく、一つ一つのことを自分の立場に置き換え、自分にとって何の役に立つのかを「考えてみる」ことに意味があるのだと思います。

 そんな中、私は本の中の「石は拾い続ける」という言葉にとても感銘を受けました。
 自分の周りにあるたくさんのチャンスをいかに自分のものにするかは、そういう姿勢が大切なのだと思います。

 こんなバイタリティーのある女性に自分がなるつもりは全然ありませんが、読んでいて元気になるような本でした。

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