カテゴリー「読書」の一覧
2008年09月02日 火曜日
港区ではベンツがカローラの6倍売れている(清水 草一)
最近いろいろと格差社会や貧困を取り上げた本を読んでいるのですが、そんな中でもとても面白く読める一冊だと思います。 まあ逆に言えばワイドショー的お気楽娯楽本ではあるのですが…。まず、本のタイトルが実にキャッチーです。
「港区ではベンツがカローラの6倍売れている」
著者が車関係のライターだということで、港区内の車の保有台数を切り口にして格差を表しているのですが、私としては港区内の軽乗用車の合計が1366台なのに対して、ポルシェが1279台というのがびっくりしました。
なんと軽乗用車とポルシェがほぼ同じ台数なのです。
実際に麻布十番の職場から昼休みに図書館に向かう時に道路を観察したところ、ポルシェと軽乗用車をそれぞれ2台ずつみました。
ちなみにメルセデスとBMWはそれぞれ15台ずつくらいみましたが…。
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車を口火にして、その後、豪邸、クルーザーとスーパーカー、別荘、クレジットカード、外国人、風俗嬢、生活保護受給者を題材にして格差を面白く軽快に示します。
著者がフェラーリ5台目というお金持ちで
「格差社会はまさに日本が自由になった証拠。日本はいい時代になった」
なんてお気楽なことを書いているのはちょっと嫌なのですが、一気に読める楽しい本だとは思います。
本当のお金持ちは読まないでしょうし、貧困で苦しんでいる人にも苦々しい本でしょう。
もし読んだ方がいらしたら是非感想を聞かせてくださいねー。
2009年02月11日 水曜日
累犯障害者(山本譲司)
著者の山本譲二さんは、国会議員の時に「秘書給与流用」の詐欺罪で逮捕され、懲役1年6ヶ月の実刑を受けた人です。
その獄中での記録は『獄窓記』として出版され、新潮ドキュメント賞を受賞しています。
タイトルの「累犯障害者」は、決して障害者が人間的に犯罪を犯しやすいという意味ではありません。
しかし、現実に日本では「服役囚の4分の1が知的障害者」という驚くべき事実があるそうです。
そしてそれはほとんど世間には知られていません。
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一般には“障害者は家族の暖かい愛に守られ、スポーツや仕事に前向きに頑張っている”、といったイメージがあるかもしれません。
確かにそういう人も多いかもしれません。でもそれは多分にマスコミなどのメディアによって作られたものとも言えそうなのです。
実際には、一生支援してくれる親族がいない人も、福祉が届かない人もたくさんいます。
そうした障害者の家族が仕事にもつけず、生活保護などの福祉も行き届かず、教育も十分に受けられず、貧困に陥り、そして犯罪にまきこまれてしまう。
さらには障害ゆえに取り調べや裁判での不利益を被ったり、障害年金をだまし取られ“たこ部屋”で暮らす身寄りの無い知的障害者もいるそうです。
知的能力の低さゆえに、自分が犯罪を犯したという認識すらないままに投獄され、出所後も仕事や家庭などの受け皿が無くて犯罪を繰り返す“累犯障害者”たち。
この本に書いてあることが全部正しいかわかりませんが、少なくともそんな人達が世の中には少なからずいることを知りました。
折しも今日NHKのクローズアップ現代で発達障害の特集をやっていました。
発達障害というのはなんと児童の6.3%もいるのだそうです。
おそらくその多くは、何故自分が周りの子供たちと違うのかがわからず、劣等感や孤立感を持っているのだと思います。
理解や支援が必要な障害はたくさんあると思います。
でも、車イスや杖などを使っている人に比べ、目に見えなかったり共感されにくい障害は、理解や支援からもれてしまっている場合が多いのでしょう。
そして本来支援されるべき人が貧困や犯罪、いじめ、ホームレスなどに陥っていることも少なくないのかもしれません。
そんな状況を知ると、福祉と言うのは何なんだろうと感じてしまうのです。
もしかしたらこれから経済が悪くなると、生産性の低い障害者に割り当てられる予算はさらに減るかもしれません。
これは病気やお年寄りなどの弱者にも言えることです。
弱者にも優しい世界であってもらいたいととても思いました。
2009年02月13日 金曜日
今日も飲み続けた私〜プチ・アルコール依存症からの生還(衿野 未矢)
まず著者衿野 未矢さんと私の状況があまりにも似ているので驚きました。
彼女は私と同世代の独身女性。
美味しいお酒、特に日本酒が大好きなのですが、時々飲み過ぎて全く記憶がなくなる「ブラックアウト」を起こしてしまいます。
でもお酒はいつも楽しく飲んでいるし、禁酒も出来ます。
まさに私と同じ状況ではないですか。
彼女は自分はもしかしたら「アルコール依存」なのではないかと不安に思い、意を決して専門医の診察を受けます。
読んでいて、まさに私自身が診察を受けているような気持ちになりました。
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そして医師から告げられたのは
「まず三ヶ月の入院、その後三ヶ月毎日デイケアに通い、完全に断酒すること」![]()
という衝撃的な勧告でした。
まさかここまで厳しい指示が出るとは私にとっても驚きでした。
アルコール依存から脱却するには「一生一滴も飲まない」という完全断酒しかないと言われています。
彼女は悩みます。自分はそこまでひどい状態なのか。
自分は朝から酒浸りとか、手が震えるとか、肝炎肝硬変になるとか、そんな状況までは全然なっていません。
それなのに、大好きなお酒を一生やめなければいけないのか。
そして「断酒」ではなく「適性飲酒」は本当に無理なのかを模索しはじめるのです。
はたしてこの模索が成功するかどうかはわかりません。
やはり甘かった、という結果になるかもしれません。
そしてそれは全く私も同じだと思うのです。
同じような状況にいる人がいるのだなと少し嬉しく、そして現実の厳しさを改めて感じる一冊でした。
2010年12月28日 火曜日
「その死に方は、迷惑です」(本田桂子著)
自分が死んだ後の事を記した『遺言書』と、生前の自分の身の振り方を取り決める『生前三点契約書』についてわかりやすく丁寧に書かれた本です。
最初図書館で借りたのですが、とても大切なことだと思って買い直しました。
多くの人は、自分はまだまだ死なないし、死んだ後の事なんて考えたくない、と思っているのではないでしょうか。
でもこの本を読むと、出来るだけ早く「手」を打っておかないといけないと痛感しました。
何の準備もしないままに人が亡くなると、残された人は非常に大きな事務的、精神的、経済的苦労を味わうことが少なくありません。
そんな時、遺言書があると手続きはスムーズに進み、人間関係のこじれなどのトラブルも起きにくくなります。
遺言書とは自分のためではなく、愛する人達が困らないために作る物なのです。
遺言書には「自筆証書遺言」と「公証証書遺言」があるのですが、前者は費用があまりかからない反面、実は事実上「使い物にならない」とのこと。
私も自分が死んじゃったら、後はどうなるのかなーと時々思います。
大した財産はありませんが、マンションや少しの貯金もあります。
どこからか縁のなかった親族が現れてもめるのか、それとも「身寄りなし」ということで国庫にお金が行ってしまうのか。
いずれにせよ、遺言書を書いておかなければCさんには1円も渡りません。
また、自分が死ぬ前、病気や怪我で体や精神に不具合が発生したときのことも考えておく必要があります。
これが『生前三点契約書』です。
・財産管理や入院などの手続きを代行してもらう「財産管理等の委任契約書」
・自分に判断能力が無くなったときの「任意後見契約書」
・延命治療などの対応を記した「尊厳死の宣言書」
こういった書類は、元気なときに作っておいた方がいいのは言うまでもありません。
これらは公証役場で作れば6〜10万円で作れるそうです。
生命保険数ヶ月分で一生安心できるのですから高くはないのではないでしょうか。
これらの契約書が出来ればまずは安心!
気分も晴れ晴れとあと40年は生きたいものです。![]()
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2011年01月21日 金曜日
義足のランナー(島袋勉著)
久しぶりに、文章を追うのがもどかしいほど夢中になって読んだ本です。
著者は沖縄で車検の会社を経営している「島袋勉」さん。
彼は踏切事故で両足を失いながらも、その後のたゆまぬ工夫と努力で、世界でも例を見ない両足義足でのフルマラソン完走を果たしました。
実は先日、ふとした偶然で島袋さんの講演を聴くことができました。
最初見たとき、半ズボンから伸びる両足の義足に驚きました。
(さらにこの時は右腕まで骨折していました。)
ゆっくりとしたその話を聞いているうち、私はどんどんその内容に引き込まれていきました。
この本は愛とか感動で障害や病気を美化するものではありません。
(そういうのは私は苦手です)
確かに島袋さんの努力や達成したことはものすごく、素直に感動しました。
しかし、その魅力の本質は島袋さん本人の物事の考え方、姿勢、そして彼の人間的魅力だと思うのです。
そして今回はたまたまそれが義足やマラソン完走という形になったのだと。
・一番苦しいことが出来れば、それ以外は何でも出来る
・痛みだって必要なもの
・障がいを抱えていても、将来に希望を持っている人は顔が輝いている。物事は考え方次第。
・痛い思いをして何も学ばなければただたのバカ
・問題があることは幸せなこと。なぜならまだ改善することが出来る。
切断した足はいつまでも激しい痛みを彼にもたらしました。
さらに彼は、事故による「高次脳機能障がい」による「記憶障害」や「複視」(物が複数に見える)もありました。
そんな中でも、様々な工夫をしながら義足を自分に最適化し、あらゆる場所に出かけて練習を重ねて行きます。
彼のやることは周りから見たら無謀なことの連続でした。
しかしそれらは確固たる目的があったからこそ。
持ち前の好奇心と納得するまで追求する探求心。
その先には、沖縄の自分の会社に戻ってまた先頭を切って仕事をするという強い思いがありました。
障がい者用の自動車免許をとっても、仕事先で普通のレンタカーしかなかったら意味がないので、あくまでも普通免許をとる。
そこには妥協はありません。
そして自分の障がいを決して言い訳にしないこと。
障がいは工夫と努力で克服できるはず。
彼を支える妹さんもよかったです。
この本からたくさんの元気を頂きました。
有り難うございます。
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2011年06月07日 火曜日
とても美しい写真集
最近立ち読みしてすごく良かった写真集です。(島々は買ってしまいました
)
地球はこんなに美しいところがあるんだと思いました。
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2011年06月13日 月曜日
焼き鳥屋でタケノコづくし、変化とは「習慣化」すること
昨夜はどうやら酔いつぶれて8時か9時頃には寝てしまったようです。![]()
朝は6時台に起きて、シャワーを浴びてから仕事に行きました。
たくさん寝たので体調はバッチリ!![]()
Cさんは
「モカが確かに夜中の2時頃にシャワーを浴びていた」
と主張していましたが、絶対にそれはない、……と思います。
きっとエルモが入っていたのでしょう。
焼き鳥屋タケノコづくし
夜はCさんの指示で近所の焼き鳥屋へ。
昨夜「へべれけ」で焼き鳥屋の前を通りかかったときに
「美味しいタケノコが入ったよ」
と焼き鳥屋のお父さんに誘われ、今夜行くと約束したのだそうです。
私は全然覚えていませんが。
私が焼き鳥屋に入ると、丁度Cさんも到着したところ。
まずは、そのタケノコと山菜づくしです。![]()
タケノコの煮物、刺身、蕗の煮物、ワラビのおひたし。
みんなここのお父さんお母さんが摘んできたものです。
こういう旬の食材を頂けるのが嬉しいです。![]()
続いて、カツオとタコの刺身をいただき、けっこうこれでお腹いっぱいになってしまいました。
仕事を中断せずにやり続けてしまう
実は今日は職場で緊張やストレスでぐったりと疲れてしまいました。
仕事でパソコンに向かうと、休まずにずっと仕事を続けてしまいます。
おしっこしたくてもそれを我慢しながら続けてしまいます。
50分ごとに休憩を促すソフトを入れたのですが、その警告が出てもすぐに消して続けてしまいます。
これは全然褒められたことではないことだとはわかっています。
でも中断するのがとても難しい。
結果的に、こんなぐったり疲れてしまうのです。
そこで、少なくとも一番疲れが出る4時半には15分ほど空き部屋に行って、「自律神経にやさしい音楽」を聴きながらリラックスすることにしました。
これを聴きながら、ゆったりと椅子に座り、手が重たい〜、足が重たい〜などと「自律訓練」をやると、とっても気持ちよくなります。![]()
変化とは習慣化すること
今、「ハーバードの人生を変える授業」というのを読んでいるのですが、これがとてもいいです。
本には50のチップスが書かれています。
例えば、最初は
「感謝することを毎日5つノートに書き、一つ一つ目の前に思い浮かべて、もう一度それを経験しているように感じる」
というのがあげられています。
家族、パートナー、友達、同僚、自分、ペット、自然、パソコン、エルモ。
感謝はこうして「気をつけないと」気がつかないものだと改めて感じました。
感謝していた人たちは、よく眠れるようになり、より多く運動をするようになり、身体的な不調も減ったそうです。
そして二つ目は「習慣化する」こと。
変化するのは大変です。
ついついずるずると同じことを繰り返してしまいます。
実は「変化」するためには、それを「習慣化」することが大切だと言うのです。
「習慣を作るには、確固たる価値観に基づいて、決められた行動を、特定の時間に行うことが必要である」
そしてそれが無意識に出来るまでは、新たな習慣は取り入れない。
これはとても共感しました。
私は年頭に今年の抱負を掲げました。
そして今まで毎日夜にそれが実現できたかをチェックしています。
他にもたくさん大切なことが書かれていますが、一気に読むのではなく、一つ一つ実践し、自分で確かめながら読み進めて行きたいと思っています。
