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沈黙の音がするというモンサラーシュへ

家も人も家畜も、木々さえも生えていないような荒涼とした平原を延々と走り、やがて前方の小高い山の頂付近に「白壁の集落」が見えてきました。これが今回の旅行で最も楽しみにしていた、ポルトガルで最も美しい村の一つと言われている「モンサラーシュ(Monsaraz)」です。[地図参照

村の入り口の駐車場で車を停めると、真っ青な空の下に地平線までの見渡す限りの広大な原野が広がり、その反対側に白壁と朱色の瓦の美しい家が並んでいました(1、2)。
 石造りのアーチをくぐり(3)、集落の中に入ると、どこにも人気はなく、辺りはしんと静まり返っていました。ここでは下界の音も既に届かず、地上の時間の流れから隔絶されてしまったかようでした。
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モンサラーシュに着いたのが10時45分。山の頂(いただき)にへばりついたようなこの村はゆっくり歩いても30分もすれば一周出来てしまうほどの広さでした。あたりは静寂に包まれ、歩いていても、誰ともすれ違いませんでした。全てから隔絶されてしまったかのようなこんな小さな村に、果たして人が住んでいるのでしょうか。
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