「迷走のルドンド」を3時前に出発し、山を一つ越えると、1時間程で城壁で囲まれた陶器の街「エストレモス(Estremoz)」に到着しました。ここもやはり小高い丘の上に白壁の可愛い家が建ち並ぶ素敵な街でした。
信じられないような細い石畳の道を上り、鋭角カーブを坂道発進しながら曲がり、やっとこさ今夜のホテル(ポザーダ)に到着。チェックインを済ますと、早速街に出てみました。
エストレモスは観光地でも何でもない普通の地方都市なのですが、やはりその美しい街並みは私の心を踊らせました。
しっとりと黒い光を放つ石畳(車で走ると滑るのですが)(1)、そのまま額縁にしたくなるような家々の玄関の扉(2)などなど。
街の中心の「ロシオ広場」横のスーパーで店内を散策していると、奥の方からRちゃんの歓声が。行ってみると、巨大な扇子が当然のように売られていました(3)。こういう珍品発見も旅行のだいご味でしょう。


住宅街を歩いていると、玄関前に座っていたおじいさんに大声で呼ばれました。手招きに連れられて近寄ると、何だかわからないけど友好の意を示してくれているようなので、一緒に記念撮影(4)。こういう地元の人達の触れ合いは何よりも旅行の楽しみだと思います。これからは私も日本で外国人の観光客がいたらもっと声を掛けたいと思いました。
路地には小さな可愛いヨーロッパ車が駐車され、そのさりげない風景が見事にさまになっており、まるで映画のワンシーンのようでした(5、6)。


ロシオ広場の脇には食材の露店も出ており、色鮮やかな野菜類や、バケツに入ったオリーブが実に美味しそうでした。(7-9)


エストレモスでとても目に付いたのは、夕方のまだ日が高いうちからバールや路上でおしゃべりをしたりお酒を飲んでいるおじさんの多いことです。
私たちも是非ともその中に入りたいと思い、比較的若そうな男性が一人で飲んでいるところにおじゃましたところ、ビールで乾杯しながら次第にうちとけて話がはずみ、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました(11、動画)。
話がはずんだと言っても、英語はあまり通じません。日本から持って行った「ポルトガル語会話集」のページの例文を指さしながらのやりとりだったのですが、こちらがカタカナのポルトガル語を読み、相手がローマ字の日本語を読むというやりとりがとても楽しかったです。[動画をクリック]

ポルトガルの人々は私たちが見た限り、道でやたらと声を掛けてくるでもなく、おとなしくてのんびりしているような印象を受けました。でもこちらから声を掛けると、とても親切で優しい人ばかりでした。
もちろん、ほんの一側面しか見ていないのでしょうが、とても良い印象を持ったのは事実です。