今回の旅行も6日目。後半突入です。
しかし、ポルトガルに来てからもう数ヶ月くらい経ってしまったような気がするのでした。
「日本は遥か遠くになりにけり」
日本で仕事をしていたら矢のように飛び去ってしまう時間が、旅行をしていると、はっきりと本来の「時間」として感じられるような気がします。
今日は「エストレモス(Estremoz)」から「マルヴァオン( Marvão)」へ、スペインとの国境をなぞるように北に向かって移動です。[地図参照]
再び運転席に座り、「事故が起きませんように」とよろずの神に祈り、Rちゃんと一緒にふんどしを締め直し(穿いてないけど)、いざ出発!
今日も抜けるような青空の下、快適な道をひた走りました(1)。
計画ではIP2号線を「ポルタレグレ(Portalegre)」の行き先表示(1)を目印にひたすら北上し、50キロほど行ったところで「ポルタレグレ」の脇をかすめて「マルヴァオン」に到着する予定でした。
なにせ、持っている地図はポルトガル全土の地図なので、分岐点でどちらの道に行くかは行き先表示板だけが頼りなのです。[こんな地図]
しかし「ポルタレグレ」に近づいても(当然出てくると信じていた)「マルヴァオン」の行き先表示がいっこうに出てきません。
「きゃー、どうしよどうしよ」
と二人でワイワイやっているうちに、どんどん車は街中に入っていき、道は細くなり、ついに(なんと)行く予定などなかった「ポルタレグレ」の街のど真ん中に迷い込んでしまいました。
市庁舎の真ん前のおびただし路上駐車のわずかな隙間に車をなんとか駐車させ、Rちゃんに降りてもらって、近くにいた人に「街からの脱出方法」を聞いてきてもらいました。しかしやはりここでも英語は通じず、教えてもらった道も実にあてになりません。
ポルトガルの城壁の内側というのは、もともと車が通るようには作られていないため、道が非常に狭いうえに迷路のようになっています。ほんと、こんな所通れるのかしらと思うような道を何とか通り抜け(2、3)、ほんとにこの道を進めば大通りに出られるのかしらと不安に思いながら、とにかく運を天にまかせて進むより他はありませんでした。
途中、通りを歩いている人に「マルヴァオンマルヴァオン」などと叫びながら道を聞き[動画をクリック]、何とか郊外へ抜ける道へ出た時には、ほんとにほっとしました。
「ポルタレグレ」も立派に観光に値する街なのですが、とにかく抜け出ることに終始した街になってしまいました。「ポルタレグレ」さん、すみません…。
でも、この「ポルタレグレ迷宮」は、今回の旅行の中でも最も思い出に残る場所になりました。そんじゅそこいらのアミューズメントパークより絶対にこれはスリリングで面白いです。