旅行も7日目。今日も朝から晴れていました。
8時頃にホテルのレストランに行くと、まだカーテンが閉まって、誰もいませんでした。日本の旅館では早朝から活動を始める宿泊客が多いのですが、こちらではいたってスロースタートのようです。
朝食は簡素なものでしたが、いろいろな種類のパンやジャムがあり、色とりどりでとても可愛らしかったです(4)。
こういうところにも心配りが感じられました。
今日はマルヴァオン(Marvão)から、ぐっと西方のトマール(Tomar)へ移動です[地図参照][より詳細な地図]。ドライブも最終日とあって、さらにパンツのゴムを締め直して運転席に座りました。
今日も相変わらず素晴らしい道の連続だったのですが(1)、ポルトガル人たちの激しい運転にはただただ驚かれるばかりでした。
対面通行の普通の国道で、私たちが80キロで走っていても、まず全ての後続車に猛烈な勢いで抜き去られます。カーブの多い見通しの悪い道でも、虎視眈々とチャンスをうかがい、一瞬の直線を見つけてはあっという間に抜いていってしまうのです。
山道のカーブが連続する上り坂で、前方にトレーラーが二台団子状態になって(やはり80キロくらいで)走っていました(2)。まさかとは思ったのですが、これもやはり激しいデッドヒートの末、トレーラーがトレーラーを追い越していってしまいました(3)。日本ではちょっと見られない光景なのではないでしょうか。
私たちは車の中から「行くか!命知らず!!」などと「やんやの声援」を送りながら、このカーチェイスを楽しませてもらいました。
しかし、ポルトガル人も街中に入ると運転は丁寧になり、横断歩道に人がいると、きちんと停車してくれるのには感動。大人ですねー。


途中で道を間違えたりもしましたが、なんとか昼頃には今日の目的地のトマール(Tomar)に到着。街中の駐車列の中のわずかな隙間に車を停め、ちょっとヨーロピアンな自分に酔いながら、まずはホテル探しに出かけました。
今回は全行程中でここだけがホテルの予約をしていなかったのです。
炎天下の中をしばらく歩き回った末、地球の歩き方に載っていた「ウニアオン(União)」というホテルを発見(5)。フロントに行き、奥の部屋でテレビを見ていたおじさんを呼んできて宿泊を申し出たところ、すんなりといい部屋がとれました。
宿も取れたので、AVISのレンタカーオフィスに車を返しに行ったのですが、これが実に苦難の道となりました。
レンタカー契約書には、返却場所は「Rua da Coimbra Tomar」と通りの名前が書いてあっただけ。地図はなく、この「コインブラ通り」がどこかにあるのかすらわからないのです。
ホテルのおじさんに場所を聞いたのですが、おおまかな方向しかわかりません。とにかくそっち方面に車を走らせてみたのですが、一方通行や渋滞に巻き込まれ、AVISは一向に見つかりません。何度も降りて道を歩く人や店の中の人に聞いても(そもそも言葉が通じず)、AVISを知る人はいません。
もうダメかと思ったとき、歩道を歩くお兄さんを捕まえて、「AVISAVIS!」とたたみかけたところ、道の遥か彼方を指さすではないですか。ガソリンスタンドが何とかと言っているので、ダメもとでそちらに走ってみたところ、そのガソリンスタンドの奥にAVISがありました(6)。
もう、ここを見つけた時にはあまりの安堵感で腰が抜けそうでした。

AVISのオフィスは1時半まで昼休みで閉まっていたので、近くのカフェに行き、ビールで乾杯(7)。
私は無事故無トラブルで走り切った奇跡に感無量だったのですが、Rちゃんは(後で聞いたところ)、最初から車に対する不安は持っていなかったようで、私の感動はあまり伝わらなかったようです。うーん、知らぬが仏というやつでしょうか。
レンタカーはガソリン代抜きで€278.45(約38000円)でした。ガソリン代を入れても一人2万円程は十分納得価格だと思います。