「サン・ジョルジェ城」は、リスボンの東にある山の頂(いただき)に美しくそびえる古城[地図参照]です。今から1500年前のユリウス・カエサルの時代にローマ人の手によって要塞として建立されました。
城までは、市電を「カテドラル前」で降り、そこから路線バスに乗っていくと楽です。石畳の細い急坂を登って行くバスはそれだけでもアトラクションのようでした(1)。
城からの眺めは非常に素晴らしく、南にテージョ川(4)、西にリスボン市街を見渡し、そこに沈む夕陽は感動的でした。
人影もまばらな日没前、城の見張り台に立つと、静寂の中に「ヒュー」という風の音だけが聞こえ、一瞬自分が1500年前にタイムスリップしたような気持ちになりました(5)。(ゼッケー度★★★★★)





お城を7時半頃に出て、市電でホテルへ。途中、車窓から見える夕暮れの街並みがとてもきれいでした(6)。
街灯や車のヘッドライトの光で石畳がしっとりと光り、石造りの建物と、控えめのショーウインドーの光がとても調和していました。
この景観は多くのポルトガルの街で保たれており、それは石畳や街灯、電柱や電線の地中への埋没など、ポルトガル国民の統一した景観への美意識によって成り立っているようなのでした。
こういうところに、文化や歴史を感じます。
今夜はポルトガルに来て、初めてきちんとした夕食をいただくことが出来ました。
行ったのは、「SOLAR DOS PRESUNTOS」(7)。ケーブルカー「ラヴラ線」の下の終点のすぐ脇にあるお店で、ショーウインドーの中におびただしい量の生ハムや魚などの食材が陳列されてあるため(8)、すぐにわかります。
私たちが行ったのは8時。他の多くのお店がまだ閑散としていたのに対し、ここは既にほとんど満席で、店内にはドイツ語などが飛び交い、多くが観光客のようでした(9)。


頂いたのは、私が「カニ(Fresh crab)」(11)、Rちゃんが「塩鱈のグリル、ポテトとオニオン添え」 (12)。
テーブルに座ると、既に前菜(ムール貝のマリネ、タコとセロリのマリネ、生ハム、オリーブ、パン、チーズ)が並べられており(10)、それと白ワイン(ボトル)を頂くだけで、けっこういい量でした。
この時、日本は未明の4時。まだ時差ボケが辛くて、食欲はやはり全開というわけにはいきませんでした。


味は、全体的にまあまあだったのですが、メニューを見ても英語とポルトガル語で自分が食べたいもののイメージがわかず、もっと美味しいものがあったかもしれないのが残念でした。[メニュー]
ただ、観光客のグループの多いお店なので、もっと地元の人が行くような安くて美味しいお店もあるのだろうと思います。
お値段は二人で€56.25(7900円ほど)でした。