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4時半頃に民宿に戻り、あとは木陰の椅子に腰掛け、ビールを飲みながらぼんやりとしていました。私は南の島に来ても、アクティビティーは全然やりません。動くのが嫌いだし、人込みはもっと嫌いなのです。静かで、眺めがきれいで、風が心地よい日陰を見つけて、そこに座ってぼんやりしたり本を読んだりするのが至福の時間なのです。 今回も竹富島でのほとんどの時間をそうして過ごしました。 民宿の夕食は6時に始まります。 食事付きで5000円(税込み)なので、それほど高級な食材は出ないのですが、たくさんの品目からなる心尽くしのお料理でした。 食事どきには民宿に泊まっている人が全員顔を合わせます。今夜泊まっていたのは私を含めて11人。若いカップルが2組、私より少し年上の女性2人組、そして私を含めてあとの5人は女性の一人旅でした。皆とても親しみの持てるいい人ばかりで、食事中はわいわいと話がはずみました。 食事が終わると皆で歩いて5分ほどにある西桟橋へ夕陽を見に行きました。 竹富島には二つ桟橋があります。石垣島とを結ぶ竹富港が東の桟橋とすれば、こちらはあまり利用される事のない静かな桟橋。眼前に広がる美しい海の向こうには西表島、小浜島などが見え、そこに太陽は沈みます。残念ながら今日は西表島の上に雲があり、太陽が沈むところは見る事ができませんでした。 桟橋から戻ると食堂に皆で集まり、泡盛での酒盛りが始まります。普段の忙しい毎日をしばし忘れ、皆で飲み、笑い、解放感にひたりました。 夜も更けると、今度は皆で先ほどの西桟橋まで星を見に行きました。立川志の輔さんが著書「志の輔旅まくら」(新潮文庫)の中で「ケアンズで見た星空は見事でした、これは第三位。第二位がエジプトの星。第一位はどこかというと、沖縄の竹富島です」と書いているように、竹富島は空気がきれいなうえに、建物などの光が少ないため、とても良く星が見えます。おまけに私のいた夜は二夜とも雲も月もなかったため、見事な星空が見えました。 皆で桟橋に寝転がり、空が落ちてきそうなほどの満天の星に見入り、流れ星に歓声を上げ、しばし青春時代に帰ったような(その場で青春期を過ぎていたのは私だけだったのですが)気持ちになることが出来ました。このひとときの、解放感と幸福感は一生忘れないでしょう。 |
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