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竹富島、石垣島旅行記
紅型着物
散歩
水牛車
帰りの船内
民宿のおばあちゃん
石垣
竹富の記念碑
遠くになる竹富島

4月12日(月)
 今回の旅行もついに最終日になってしまいました。

 いつの旅行でもそうなのですが、荷物をまとめて帰る準備をしているときはなんとも切ない寂しさにおそわれます。スーツケースに荷物をまとめてゆくにしたがって、ちらかっていた部屋が片づいてゆく寂しさ。ああ、もう帰らなければいけないのね。

 朝食を終え、民宿のおばあちゃんに、島の衣装である「紅型着物」を着せてもらい、記念写真を撮ってもらいました。おばあちゃんは以前はこの民宿をご主人と一緒に切り盛りしてのですが、今はそのご主人も亡くなり、民宿は娘さんにまかせて引退しています。ゆったりとしたしゃべり方と動きの中に、高い気品と芯の強さを感じる、とても素敵な人でした。
 縁側に腰掛けて、おばあちゃんに島の昔話を聞くことが出来たのもとても良い思い出になりました。物資の輸送が今のように便利ではなかったころ、米は西表島まで帆船に乗って作りに行っていたのだそうです。嵐で何人もの人が亡くなった話など、ガイドブックには載っていないような生の話を聞けました。

 その後は島への名残を惜しみながら、最後の散歩をしました。
 竹富島は自転車もいいのですが、私はのんびりと自分の足で歩くのが一番良いと思います。砂地の道の感覚を足の裏に感じ、手で垣根に触れ、暖い空気を胸いっぱいに吸い込み、太陽の光を体に感じる。この皮膚感覚はきっとずっと長く記憶に残されるでしょう。

 桟橋まではまた民宿の若い女性スタッフに車で送ってもらいました。船に乗り込むまでずっと一緒にいてくれたのが嬉しかったです。こんなところにも島の人の温かさを感じました。
 やがて船が桟橋を離れ、来たときと同じように猛烈な速度で石垣島に向かって進みだしました。どんどん小さくなってゆく竹富島。たった2日間しかいなかったのですが、心の故郷のように思っている自分に気がつきました。また必ず来るでしょう。
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