講談、落語、寄席プロフィール3に戻るプロフィールトップに戻るmocamocaトップに戻る

 
 

本牧亭定席≫ 「講談」というものをご存知でしょうか。座卓の向こうに講釈師が座り、小気味のよい語りの合間に「パンパン!」と張り扇が飛ぶ、あれです。
 時にはゆっくりしみじみと語り、時にはあたかも日本語のラップのように調子よく息をつかさぬ勢いでしゃべりまくる講釈師。その話しを聞いているうちに、どんどん話しの中の世界に引き込まれ、知らぬ間に目の前には映画のように数々のシーンが繰り広げられます。
 しかし映画よりももっと深く感情が移入されるためか、話しが終わってもそのシーンの印象は長く消えることなく、心に残像のように残り続けます。

≫ 話しは江戸下町の噺(にんじょうばなし)、庶民のために働いた奇特な商人の話、高い地位を隠して庶民として暮らした武士の話、恩返しの話、著名人の立身出世話などなど、どれもとても興味深く心に残るものです。
 映画や舞台のように音楽もアクションもありません。しかしその世界は実に広く、深いものなのです。

本牧亭二階座敷≫ 私が講談と知りあったのは1998年の1月。テレビで講釈師「神田愛山」さんのドキュメンタリー番組を見たのがきっかけでした。「アル中講釈師」として知られる愛山さんに興味を持ち、その高座を見に行こうと思ったのですが、講談の情報はほとんどなく、わずかな情報を頼りにたどり着いたのが、東京池ノ端にある「本牧亭」でした。

 本牧亭は小さな日本料理屋なのですが、二階の座敷を使って毎月講談の定席が開かれています。
 最初は愛山さんに対する個人的な興味で聞きに行ったのですが、次第にその魅力に引き込まれ、神田一門を中心に毎月本牧亭に聞きに行くことになりました。

 神田一門は故「二代目神田山陽」師匠を筆頭にした講談界随一の一門です。女性の講釈師がとても多いのが特徴と言えるかもしれません。
 私は個人的には真打では「神田松鯉」「神田陽子」の両氏、二つ目では「神田阿久鯉」さんが特に好きです。阿久鯉さんはついい最近まで「神田小松」と名乗り前座だったのですが、その上達ぶりは目を見張るものがあり、今は二つ目と言えどもその実力は真打ちクラスなのではないかと思っています。

本牧亭入口 本牧亭では週末に「池之端本牧亭講談定席」が開かれ、2500円という手頃な価格でたっぷりと講談を楽しめます。また土曜夜には「池之端土曜会」が開催され、本牧亭の美味しい日本料理を頂きながら、講談を楽しむことが出来ます。私はこれがとても好きです。

≫ 講談と並んで好きなのが「落語」です。
 講談で知りあった友達が落語にも詳しく、その友達に連れていってもらううちに、すっかり好きになってしまいました。
 私がよく行くのが、新宿にある「末広亭」です。寄席というのは落語だけではなく、紙切り、漫才、奇術、コマ回し、三味線、腹話術といった「色物」と呼ばれる芸人さんたちも登場し、これもまたなかなか面白いものです。

 寄席に行ったことがない方も多いと思いますが、行くのはとても簡単。東京では「上野・鈴本演芸場」「浅草・浅草演芸ホール」「新宿・末広亭」「池袋・池袋演芸場」といったところで連日昼夜行われています。「東京かわら版ネット」などで番組を調べて足を運べば誰でも簡単に見ることが出来ます。

 私が好きな落語家は、真打ちでは

・古今亭圓菊さん
 (独特のくねくねとした女っぽい話し方が特徴。かなりクセもありますが、一度好きになると病みつきになります)
・古今亭寿輔さん
 (こちらも相当クセのある方です。漫画の「ダメおやじ」の様な風ぼうで、ねちねちと陰湿にしゃべります。これがまた非常におかしいのです)
・春風亭柏枝さん
 (ちょっと矢崎滋さんのような感じの快活な方です。切れのいい話がとてもよいです)

 若手では

・右三遊亭天どんさん
 (のぼーっとした感じのボケた話し方が特徴。聞いていると癒されます。個人的には)

 などがいい味を出しているのではないかと思っています。

・春風亭すずめさん

 という女性の落語家も「通」の間では(一度中ると)癖になると評判です。
 他にもたくさん好きな噺家は多いのですが、名前を覚えていないのでこのあたりで…。

≫ 漫才というのは私は最近まで、ただうるさいだけの下品なものと思っていました。しかし生で聞いてみて、その魅力にすっかり取りつかれてしまいました。
 漫才のタイプとしては、女性が猛烈にしゃべりまくり、男性がぼけているというコンビがとても好きです。
 ご贔屓(ひいき)は

・あした順子・ひろし
 (65才と71才のコンビ。40年も前からコンビを組んでいるのですが、才能が開花したのは比較的最近なのだそうです。かっぷくのよいエネルギッシュは順子さんにまくしたてながらも、ひょうひょうとそれを受け流す痩身のひろしさん。そのやりとりを聞いていると何故か癒されてしまうのです)
・大空遊平・かほり
 (こちらもまたしゃべくりのかほりさんに、おっとりとした感じの遊平さんのコンビ。かほりさんのしゃべくりはいつ息継ぎをしているのだろうかと思うほどすごいです。どんなにけなされてもニコニコしている遊平さんは、もしかしたら私の理想の男性なのかもしれません(^_^))

≫ 他にもいろいろと色物の方はいるのですが、

・アサダ二世(奇術)

 が特に印象的です。とぼけた感じの持ち味で、笑の中にも素晴らしい奇術のセンスが光ります。「今日は、真面目にやりますから。ホント」で始まるのが好きです。

 
 
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